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2017年3月30日木曜日

怠け、怠惰が隠すもの





電車の中で本を読む習慣がある、
帰宅してから読むと眠くて全く読めないことが多く、昼休みに読むこともないので通勤で本を読めるのはとても自分の中ではメリットが大きい。

最近読んでいるのが子供の教育というこの本

子どもの教育 (Adlerian Books)
アルフレッド アドラー
一光社
売り上げランキング: 293,652

この中に怠惰の説明の中でとても自分の中ではしっくりと来るところがあった。

怠けは一見やることで達成することができるという認識だが、やらないという裏には実は自信がないという思いが隠れているようだ。
やれなく自信がないところに『本当はやればできるんだからね』などという慰めの言葉を期待していたり取り組んだ時に失敗する恐れを避けるためにやらない、つまり怠けるということで隠す行為になる。

この怠けるという行為自体に子供自身もメリットを感じており、やらないでいることが普通とおもわること、やらないで叱られることで注目を課題からそらすことができるというメリットだ。
叱られることで注目を得る、それにより課題から目をそらすことになる。ちょっと複雑だがこういったことが背景にあるようだ。

怠けに対応しようと叱ったり罰を与えて達成させようとすると、課題に対する注意を子供の能力から逸らすことになり逆効果になる。
子ども自身でも本気出さなかったとか本気出せばという手抜きのセリフは自信のなさの裏付けであり、そこを否定して真っ向から相手するよりも現状の子供の自信のなさを感じ取ってあげることが大事かもしれない。そしてこの自信のなさを隠すことが次から次へと出てくる課題に対しての取り組みを妨げることになり課題への克服が望めなくなる。


課題への取り組みを妨げるものとして、泣くことや興奮することがある。
泣くことは目の前の課題に対しての失敗への恐れを泣くことで許しをもらおうとする手段になっている
興奮も失敗への恐れからの緊張の高まりがあるようだ

長男も自信という部分では、本気出してないからとか怠けという部分が非常にあてはまる。
我が家でもいろいろな対策を考えたりとしていたが、実際に彼の心の中にはこういった叫びが存在していたんだろうなと感じると、もっと早い段階で対応できなかったのだろうかと親としての反省しかでてこない。




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