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2015年12月30日水曜日

また良書に出会った 私とは何か 個人から分人

これは読んでよかった本でした

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)
平野 啓一郎
講談社
売り上げランキング: 6,049

分人とは
人の本性が一つのように言われるがそうではない。
様々な仮面と言われる顔もまた本性であり自分である。
自分は分けることができることから、ぶれない自分とは存在しない。

人とのコミュニケーションから合う人によって様々な顔を見せることになるが、これを相手に合わせずにありのままの自分をごり押ししているとウンザリされる。
我々は相手との個性の間に調和を見出しコミュニケーション可能な人格をその都度形成させて生きている。

平等とはどんな人にも同じ顔で接するのではなく、相手の個性を尊重して分人化する。
八方美人は誰に対しても同じ調子で通じるとタカをくくって相手ごとに分人化しない人、


相手によって自分が形成させてコミュニケーションをしているためにその時の分人の半分は相手のせいでもある。相手が変われば自分の分人も変わる。逆に相手の半分は自分の影響であるから、相手が不幸そうであれば自分の接し方を変えるべきであり、また相手がどんな嫌な人でも自分との関係で分人がそういう面であるから相手の分人を否定するわけにはいかない。

イジメ
イジメを行う加害者は自分の分人に対してイジメをしているため、自分全体を否定する必要はない。あくまでもイジメを受けているのは自分の中の一部の分人。つまり接する相手が変われば苛められる分人が変わり違う分人が再び形成される。楽しめる分人を見つけるのが生きる道である。


他者を経由した自己肯定
自分を好きにさせる相手が自分にとって愛する人。自分の分人が好きになれる相手。その相手と接している時は自分を好きになれるという相手が理想。


分人という考えは僕にとってものすごく衝撃が大きかった。
様々な考えで悩んでいた時期でもあり、そういった考えに対して一つの答えを提供してもらった気がします。
自分をどう表現するか、こんな自分でいいのだろうか、これが自分なんだろうかと色々と考えていた時があります。

その時にこれも自分でありあれも自分、そしてこうなる自分もまた自分であるということが肯定的に考えれたことは非常に大きなものでした。

ぜひ、読んでもらいたい本です


2015年12月24日木曜日

神様とのおしゃべり 読了 子育てにも使えるところあった

今回読んだ本は神様とのおしゃべり
神さまとのおしゃべり -あなたの常識は、誰かの非常識-
さとう みつろう
ワニブックス
売り上げランキング: 2,050

著者である、さとうみつろう氏が本の中にも登場している本です。
対話型形式で進められており辞書みたいな厚さですがとても読みやすいです。

引き寄せの法則などが好きな方はこの本を読んでいてもハマりやすいと思います。
僕も結構面白く読ませていただきました。

ではここから
この世の中は全て自分が作り上げたものであり自分が希望した内容。気づかず内に希望した内容を見ているはずが登場している自分を主人公としてみて同一化していることで感情移入して見入ってしまっている。
本来の視点に戻り自分が希望したものをただ見ているだけとかシナリオ自体はすでに出来上がったものだとう目線で見ることが本来の視点。
それをするために
感謝が大事

感謝することですべてを認め自分の中の不安を消すことができる。
悩みなどは自分で描いたものであり大したことではないと気付くまでが悩み
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感情が起きるときは固定観念を打破するチャンス、そのためには反対のことをやる
ネガティブな考えも悪い事と思えば悪いが、問題ないと思えば問題ではない。
要はその時の感情が一番の問題であり思いを変えればすべては変わる

望みを叶えるために○○になりたい!ではなく
〇○であるというところが大事

幸せを探してもない、それはすでに幸せの中にいるから。
気づくことが大事
全てを認めて矛盾を受け入れる。この矛盾を受け入れるところが子育てにも共通しているところと感じる。どんなになってもOK、何になってもOK、結果に対してはすべて受け入れることが重要。
それを踏まえた言葉としてキーワードが
いーんだよ
○○になってもいーんだよ
○○でもいーんだよ
○○してもいーんだよ


死とはどんな人にも共通して訪れるもの。
死は共通して同じことだが、死ぬまでに感じることやることは全員が違う


備忘録を踏まえた感想です。
どんな本を読んでいても感謝というキーワードが必ずしも出ているように思えます。
そしてすべてを受け入れることも重要ということがわかりました。誰のせいでもなく受け入れて対応していくことが大事なんでしょうね。
不安を消すのは感謝ということが今回とても印象に残っています。





2015年12月16日水曜日

マインドマップ作成に超快適なボールペン

最近マインドマップ作成に余念がない北国です
どーもこんにちわ

マインドマップを作成する際にソフトを色々と使ってきましたが、今は手書きにチャレンジしております。
この手書きが結構曲者。

何故ならやり直すわけにもいかないし、下書きして書くと時間だけ無駄にかかるようだし色使いたいけど色ペンは太いのばかりだし
なんてことで試行錯誤を繰り返す日々でした。

文字を書く際に太い色ペンだと文字もわかりづらいので、そこは色つきのカラーのボールペンにしようと思いハンズにお出かけ。

そこで出会った素敵な出会い。

今抱えている課題。
文字太すぎを解決し

間違いを訂正できる

しかもカラーペン

それを見つけてしまいました。

なんか結構有名なものらしく皆さん使っているかもしれない。

それでも僕には超衝撃的
悶絶もんです。
商品はこちら



これ物凄くいいです。

間違っても擦って摩擦熱で消すことができます。
綺麗に消えるんです。消しゴムよりいい仕事してましたよ。
これにより僕は間違いの訂正とカラー文字にする課題をクリアすることが出来ました。
超絶お勧め品




New photo added to "Camera Roll"



2015年12月15日火曜日

最近思うところ 父親の姿として

最近、ちょっと落ち着いたこともあり色々と考えるところがあります。

毎日子供たちと過ごす中で大人というのは子供たちの将来像であり指標にもなっているのかなと考える。良い指標であったり悪い指標であったりするが子供たちは成長することで今見ている大人たちのようになるのかなと想像するんだろうなと

大人たちが指標になっているとするならば、やはり見られているという認識はしておいた方がいいと考え、僕自身の過ごし方をもう一度見直すことが必要だと深く思った。



生活の見直すところ


まずは子供が毎日の生活の中で明日も楽しみだと思えることが大事ということを前提としておきたい。
子供たちが明日も楽しみだ、その次も楽しみだという未来に対しての期待感が大きくなればなるほど意欲的な活動へとつながると思う。

そして子供たちの一番近い未来の姿は大人である。
さらに言うならば親兄妹である。
親である僕が日々どんなに育児に取り組んでいても、それがただの疲労感を漂わせるものであれば、子供の価値観として将来に対しての、もしくは育児に対しての未来像は明るいとは思えない。
大人になったら疲れることは嫌だなとか、子育ては嫌だなとかあんな風にはなんて見られているなら将来への不安だけを募らせることになるだろう。
もちろんこのマイナス的な思いも考え方では自分は絶対にそうならないという意欲に代わるのなら良いのだが受け取り方は子供それぞれなので、それも安易に期待してはいけないことと思う。


だから僕は思うのは、親である僕はもっともっと楽しんでいる姿を子供に見せても良いということを最近になって理解した。育児に比重を置くのは悪いことではない、ただし育児に苦痛感や疲労感を見せてマイナス的な表現をしていたのであれば問題だと思う。
子供たちと外で遊ぶにしても同じだ。僕はインドアなので基本家に引きこもるのが好きだ。
子供たちと海に行ったりしても心から遊ぶというよりは子供たちよ!勝手に遊んでね。という面倒さを前面に出していたと思う。これは非常に反省すべき点だ。

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よくお父さんたちでも自分の趣味に没頭している親がいる。もちろん育児をしつつなのだが、その子供を見ると妙に活動的な子だったり意欲的な子に思える。

僕はこれをずっと観察していた。なぜだろうと
バッタなどの虫を一緒に取ることで変わるのだろうか、
海で一緒に泳げばいいのだろうか
山で山菜探すといいのだろうか
それだけじゃなさそうだ。
何かをいっしょにやれば良いってことではないようだ。

最近になって思うことは一つだ。
子供たちも意識はしていないが将来を思いながら日々過ごしている。
その将来への楽しみが大きければ大きいほど
意欲的な子になっているということだ。

僕を第三者の視点で見ると自分で言うのも何だが子供たちの面倒は見ている。
しかし、それが楽しんでいるのかというと違う気がする。
僕は正直、育児は業務としてこなしていた。
父親という職責である以上やらなければいけない仕事。

僕の念頭にこの職責である仕事という考えがあったから、僕が大人としての将来像に魅力がなかったと思う。この僕の姿を見て僕の子どもたちは遊んでくれても楽しんでくれてはいないとおもっていただろう。
そして、楽しいことがない大人にみえていただろう



昔、長男に言われた言葉がある。
『おとうさんって笑わないよね』

これ当時は衝撃的だった、怒ってばっかりという意味かなとか色々と考えて生活態度をあらためたりもしたが、今は違う意味で理解しているつもりだ。
それは・・・

楽しんでないから笑っていない


僕は改めて誓う。
これから存分に人生を楽しむ。
子供たちも巻き込んでたっぷりと楽しむ。
もちろん妻も巻き込ませてもらう。

巻き込まずに勝手に遊べとなるが、ここは僕の考えでは違う。
楽しんでいる姿は子供たちに見せないといけない、
それがスポーツを習っている姿だったり楽器演奏だったり友達との談笑だったり。
子供たちの知らない所で楽しんでいても意味がない。お父さんはこんなにも人生を楽しんでいるんだぞというところ感じてもらいたい。見てもらいたい。

そして、君たちが大きくなってもこれだけ楽しめるだぞ、だから明日も明後日も楽しい事ばかりだぞと感じてもらうことが出来たらうれしいな。


背中を見せるというのはこういうことのように思える今日この頃です。


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2015年12月14日月曜日

マインドマップについて

独学ですがマインドマップを作成し続けております。
できるだけ脳に記憶しておきたいと考え着手したのが切っ掛け
一度挫折し、再びここ一年くらい復活して作成しておりますがここまでの思いを記入します。
僕なりに感じたことです。

マインドマップの記憶する仕組みはとても共感するところがあり、イメージと単語を繋げたり、全体のつながりを理解するうえではとても良く感じる。

実際に手書きとなるとイラストの作成に手間取ったり掛けなかったりで結局文字とカラーだけのものになることから記憶に残すという部分に物足りなさを感じた。

ソフトを使って色々と作成を繰り返してみたが、マインドマップ全体を俯瞰するにはiphoneアプリでは難しくPCなどでは可能
ただし、印刷となると文字が縮小されて結局何を書いてあるかわからなかったり小さすぎて意味がなかったりとするところが残念。
アプリなどで作成する際はたくさんのアプリがあり好みで使うことができるが、全体を俯瞰する際の文字の縮小などが解決されるものが見つからなかった。

PCなどはイラストなどの挿入がとても簡単なのでそういった点はメリットとして利用価値はある。

記憶というところではもう少し続けて、これらの欠点をカバーするようになって初めて検証することが出来そうだ。

現在利用しているのは、freemindとクロームアプリのfreemind. 
iphioneではimindmapとiThoughtsになる。それぞれ一長一短がある。





2015年12月9日水曜日

育児本としてもお勧めの本 勇気づけの心理学

最近アドラーの本を読んでからアドラー熱が再燃しております。
前回は嫌われる勇気を読んでいましたが、今回の本はこのアドラーの中にある勇気づけと言われる子供たちの意欲を沸かせることについて一歩踏み込んだ内容の本です。
感想から率直に言いますと
良本です。

勇気づけの心理学
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岩井 俊憲
金子書房
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これはお勧めできる

勇気づけと言われることが理論的に書かれております。
理論的に書かれているので理解がしやすいです。
勇気づけも内容的にわかりやすかったのですが、こちらの本は理解しやすいという感じ。

子供たちが日々過ごしていくうえで躓いて転んで、そこから起き上がり一歩を踏み出すために必要な意欲、この意欲を心理学の面から解説しているような本です。

では、本の内容
勇気づけとは
・持ち味や潜在能力の焦点を合わせ、自己尊重や自己信頼を築くプロセス

勇気づけにより
・仲間意識や貢献という共同体感覚が養われる
困難を克服リスクを引き受ける協力できるなどの能力が得られるようになる。

勇気づけの関係
尊敬信頼によってできるもの
・信頼とは見返りを想定しないで信じきること、尊敬とは敬う心

勇気づけをする人
・失敗に対しては学びのチャンスと受け取り、次回への対策を心掛けている
(次にそういった場面になったらどうやって対応するかなど)
・ユーモアがある
・楽観的
・聴き上手、目的を聞く(開いた質問)、どうやって?何のために?相手がイエスノー以外の答え方ができる質問の仕方
・大局を見る
・未来志向
・個人の主体性がある
・共感する
目耳心で感じる、相手の関心に自分も関心を持つ。

人間の意思
・意思を伴う行動には目的と手段がある。伴わない現象などは因果関係で成り立つ
・想像力は想像以上にパワーがある。レッテルなどはイメージを植え付けて行動につなげてしまうので臆病者、弱虫などとは言ってはいけない。
・劣等感などは対処として建設的か非建設的かは自分で決定することができる。

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勇気づけではない
・褒める、褒めるというと範囲が広いことになるがここでは結果に対して褒めることは推奨しない。
・『たら、れば』などの言葉は相手に不信感を抱かせるだけ
何故という問いは答えづらいもの
・ハイかイイエのみで答える質問は閉じた質問となり尋問や追求として受け取られやすい
賞罰教育は相手の決定を軽く見た操作的な態度になる。子供に決定させることを目先の褒美や罰により意思決定させるのは良くない。どっちを選ぶかは子供の意思に任せる事でありコントロールしようとすることではない。

勇気が挫ける
適切な態度を取らなくなる。これは適切な態度では無理と判断したため本人なりの目的がある。(あまのじゃく的な態度など)
無気力、怠惰な態度を見せてくる。ただしこれらはそういった態度を見せるための気力は存在しているためにその方向を変えるだけで意欲的な行動へと変わる
勇気が挫けて態度に出てくるのは意思表示として気づいてほしい所があり、自分たちなりの居場所を占めるためや目的を達成するためにそういった態度になることが多い


言動
目的があるので直情的に反応してはいけない。大きくなっても指しゃぶりなどの症状が出てきた場合など親の視線を集めたいがための行動などがある。指をしゃぶることで親が注意をする、その注意する間だけでも親は自分のことを見てくれるなど。
特定の条件下に言動が出てくるなどがあるためにそういった条件を探ることが重要
・宿題をためてしまうなどは、貯めているマイナスを指摘するのではなく、たまったものを処理する場合に助力があることを伝えるだけで十分。あとは本人に任せる。
行為の分離、やった本人と行った行為を分ける事が重要、嘘をついた子が正直に話したときに正直者でうれしいよという子供本人に対しての感謝ではなく、正直に言ってくれてうれしいよというやった行為に対して感謝を伝えることが重要。
これは行為した事と行為した者を一緒にしてしまうのは相手に対してのレッテルになってしまう。ここレッテルが人に対してのイメージの植え付けや人格評価になるために行為と人は分けて扱うことが重要





2015年12月2日水曜日

嫌われる勇気を読んだ 読書感想

良い本でした
アドラー心理学『嫌われる勇気』

とても良かったです。対話形式で進められておりストーリーで話は展開していきます。
読みながらアドラー心理学を学んでいくという展開です。
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では備忘録へ

トラウマを否定しており、過去の経験に対して自分で意味を決定していくことで現在は変わるというもの(虐待の経験者であれば心理学を学びその道へ進む者など必ずしもマイナス的な方向に進むわけではない)
劣等性は価値を与えて成長や努力へと促すことができる。
人の感情は道具とされているため腹が立つという怒りなどは、怒りを道具とした先に目的がある。
(怒った相手に謝らせたい、相手より優位に立ちたいそのための道具として怒りを使うなど)

人々は何を与えられるかではない、
与えられたものをどう使うかが大事

人々は恐怖から様々な行動や考えを抱いてしまう。
人に異を唱えることで関係が崩れる恐れを抱く人もいる。そのような関係であれば最初から関係しない方がマシであり、他者のために生きるやり方になる、それは不自由な生き方だ。

自己中心的になると課題の分離が出来ず承認欲求を得ようとする。それは他社の評価や視線を気にするようになる。


自己受容することが大事でありこれができないと自分の権力をアピールするようになる。過去の栄光を自慢したり優れているように振る舞いになる
自己肯定は自分に対しする暗示的なところがありその暗示の内容には根拠がない。
(テストで満点を取れなかった時、それは実力ではなく運が悪かったなどと現状を受け入れない)

出来ないことに対する言い訳を並べる人は出来る可能性を残しておいて出来る可能性の中で生きていたいということ。もし○○という仮説を立てても自分は変わることはできない。

自分を受け入れるというのは、どんな結果に対しても自分の実力と認めて次への対策を考えるようになる。

できる事できないことの見極めが大事





人生
・人生の計画は必要ない、ゴールを設定してゴールに到達することが目的ではなく向かう過程が大事。日々の毎日が大事であり、今ここを真剣に生きることが重要

・人生の意味は説明できるものではない。
自分で自分に与えるもの

・人生の指針は他者貢献であり承認欲求や相手からの見返りを期待してはいけない。相手に何をしてあげられるかを考え実践することが重要。
自分が変われば世界は変わる

・目標とするところは行動では自立と社会との調和、
心理面では私には能力がある、人々は仲間という意識

共同体意識
大きい枠で意識することが大事で学校や家族だけではなく世界的な共同意識という枠で考える。
自分の居場所を小さな枠だけではなく大きく意識することで合わない共同体に無理に合わせる必要もない。

共同体の中で自分は主人公であるが、君臨しているわけではない。

共同体意識への参加は他者に対して何を与えられるかを考え実践する。


実感するには自分が有益と思えるとき、自分に価値を感じる事。
価値は行為ではなく存在に価値があること。
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
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ダイヤモンド社
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