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2017年1月16日月曜日

生きる上で読んでおきたい一冊。生きやすくなる本です

以前も読んで絶賛した本です。
再び内容を確認するとやっぱりいい
とっても良い

私とは何か――「個人」から「分人」へ (講談社現代新書)
平野 啓一郎
講談社
売り上げランキング: 3,143

僕たちが生きていくうえでどうしても避けられない事が人間関係があります。
ネットが普及しポケットや鞄から出してすぐにネットの世界に行ける現代であっても、結局は人間関係の課題は切り離すことができません。
全ての課題は人間関係なんて言われるのも納得ですね。

そんなことで人とのコミュニケーションは必要不可欠ですが、この必要不可欠と言われるコミュニケーションはシンプルでありながらも複雑というものです。
これをやっておけば全てが万事OKという法則はなく、いろいろな悩みが職場や家庭、学校生活などで起こっています。

この一冊を読めばすべてが解決しますという聖書ではないですが、僕はこの一冊を読んで非常に感銘を受けたというか、突き抜けるような感覚になるというか、
新しい見方とはこのことだなと感じ、そしてとても共感したのを覚えています。

僕たちは死ぬまで自分というのを探し求め続けるのかもしれません。
自分とは自分らしさとは・・・僕は依然そんな時期がありました。
この本からは本来自分とは一人ではなく、様々な自分が集まって一つの個性を作っているということが書かれています。
これだけだと多重人格に思われますが、ちがうんです。
学校にいる自分、家庭にいる自分、職場の自分は実際はそれぞれ違う。仮面をかぶっているのかというとそうではなくそれぞれの場所の自分も本来の自分であり、それは相手によって自分というのが形づけられるというもの。
自分から分けられて一人の自分であるため、本書では分人という新しい単語を作っています。
この分人は嫌な自分を変えたいなら、接している相手を変えることで分人は変わる事であったり、愛とは相手を通して自分を肯定できることであったりと様々な話がてんこ盛りになってます。

本当の自分はどれかとか、いつもの自分が出せないとか、うまくなじめないというのは、気の所為なんです。言い過ぎかもしれませんが、自分を出そうとするから無理がかかりどうすればいいかと考えれば考えるほど答えのないことを探し求めて袋小路に迷い込んでしまうのです。

つまり、馴染めない職場や本当の自分が出せないとかではなく、その時に適応できる分人を作れていないというだけなんです。自分だけを見つめて分人を作るのは無理。
それは分人は相手によって作られることなので、相手との距離や話を通して徐々に分人を作り上げていくしかないから、自分だけを見つめなおしても答えはでることがないということ。







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